武蔵野市中町。閑静な住宅街の一角に、ひっそりと佇むアジアの小さな百貨店「ASIANS」。
単身赴任中の我輩にとって、ここはまさに孤独のグルメの聖地とも呼べる場所だ。
開店10分前、10人ほど開店待ちの列。
12時。開店を待ちかねた我輩は、そそくさと店内へ。
アジアンテイストな内装は、どこか異国情緒を漂わせ、旅情を掻き立てる。
ランチタイムの目玉は、なんといっても500円ランチバイキング。
麻婆豆腐、ピザ、唐揚げ、焼きそば、茄子とピーマンの味噌炒め、インド風カレー、ライス、味噌汁、サラダ、ポテトサラダ、ホットコーヒーまで、この価格でこれほどの品揃えは驚異的だ。
まずは、麻婆豆腐とピザをチョイス。
麻婆豆腐は、山椒の香りが食欲をそそる。辛さは控えめなので、辛いのが苦手な人でも安心だ。
ピザは、もちもちの生地にたっぷりのチーズがとろけて、至福のひとときを味わえる。
続いて、唐揚げと焼きそば。
唐揚げは、外はカリッと、中はジューシー。噛むたびに肉汁が溢れ出し、思わず頬が緩む。
焼きそばは、太めの麺に具沢山でボリューム満点。ソースの味付けも絶妙で、箸が止まらない。
茄子とピーマンの味噌炒めは、野菜がたっぷりでヘルシー。味噌のコクが野菜の甘みを引き立てている。
インド風カレーは、スパイスが効いていて食欲をそそる。
ライスは白米。香ばしい香りが、カレーと相性抜群だ。
味噌汁は、ワカメの具材で優しい味わい。ホッと心温まる一杯だ。
サラダとポテトサラダは、箸休めにぴったり。
食後は、アイスコーヒーでゆっくりと余韻に浸る。
500円という価格で、これほどの満足感を得られるランチバイキングは、他に類を見ないだろう。
まさに、孤独のグルメの聖地の名にふさわしい場所だ。
単身赴任で、なかなか外食できない人にも、ぜひおすすめしたい。
さて、次回はこの店のお弁当をテイクアウトして、公園でランチでも楽しもうかな。
孤独のグルメの旅は、まだまだ続く。